毎日の便でワンちゃんの腸内環境判断
ワンちゃんの便はどんな便ですか?
小さくて硬い便ですか?
これは、食物繊維が少なく悪玉菌がまだまだ腸内に残っている健康的な便ではありません。
健康的な便は、硬くもなく柔らかすぎない、黄褐色で死んだ悪玉菌と食物繊維が排出されるので多めの量です。
便は、水分を除くと悪玉菌が大半です。
便が小さくて硬いことは、食物繊維が少なく悪玉菌も腸内に残っていることになります。
このような腸内環境が悪く、悪玉菌が多いことは、下痢や便秘になってしまいます。
また、涙やけ、手や足の先が茶色い、耳がくさいなどの外耳炎、体臭が強い、口の周りが茶色いなどなどの様々な病気を誘発する原因にもなります。
体のなかから老廃物を排出できるような腸内環境を整えてあげてください。
アレルギーの原因は、腸内環境にも問題
人間同様にアレルギー(アトピー)をもつワンちゃんが年々急増しています。
その原因は腸内環境にあるといわれています。
ワンちゃんの場合は消化管内に生き続ける腸内細菌の種類は約300種類 約100兆個が存在し、それぞれがバランスを取りながら、一種の生態系を形成しています。
腸内細菌のバランスが乱れワンちゃんに対して有益でない悪玉菌が過剰に繁殖すると、脳や身体に悪影響を与える可能性が考えられています。腸内環境の悪玉菌の増殖などにより腸管免疫が低下すると腸壁が損傷され、損傷した場所から比較的分子量の大きなアミノ酸や、通常吸収されるべきでない未消化物が血液中へ吸収されていきます。
これらは栄養素として消費されず、体内に残る異物として免疫反応の対症となり、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の原因になるとも考えられてます。
腸内環境のバランスを整えてあげることがアレルギー予防にもなります。