セントバーナード
生涯で40人もの命を救ったことでも知られる「バリー」をはじめ、その優れた嗅覚を駆使した山岳地帯(雪山)の人命救助犬として有名なセントバーナード。
最大級の大きさを誇る体格に、白と赤の被毛。
垂れ耳の風貌で知られています。
スイスの山深い峠にあった「グラン・サン・ベルナール修道院」でかわいがられていた事から、その修道院の名前の英語読みで「セントバーナード」と名付けられました。
性格はとても穏やかで従順、とても賢い犬種です。
もともと短毛種であったセントバーナードですが、先天的疾患で急減し、ニューファンドランドとの交配により、絶滅を免れ、長毛種が誕生しました。
長い毛は、寒さを耐えるのに便利と思われましたが、雪で凍りついてしまい、雪山での活動には不向きであったようです。
食事と健康
特に活発な犬種ではありませんが、肥満予防のためにも毎日のしっかり運動が必要です。
寒さには非常に強いものの、暑さは大の苦手ですので、特に夏場の高温多湿な環境での運動は控える事や、多めに水を飲ませるなどの注意が必要です。
股関節形成不全や成長してからの間接疾患が多い犬種です。肥満の多いセントバーナード。体重増加による関節や骨の病気も多い傾向にありますので、運動不足とおやつの与えすぎなどに注意をしながら、食事の管理をしっかりしてあげましょう。
肥満は飼い主さんの育て方次第で、簡単に防ぐことができますが一旦肥満になってしまうと、ダイエットは人間と同じでとても大変です。
肥満が起因となる糖尿病などの予防のためにも、十分注意してあげて下さい。